2012/08/02 教職員コラム
みなさん
やんちゃ坊主です! 南イタリア珍道中 〜その3〜おとどけで〜す
ふぅ〜〜ッ! やっと始まりそうな予感・・・俺の料理修業・・なんとか生活にも慣れ始め、調理場の仕事、流れも解かってきて3週間、私は、Antipasto(前菜)secondo(メイン料理)のポジションにいました。今でも忘れませんオーダーでビステッカ(Tボーンステーキ)が入った時です。前菜・パスタとスムーズに出ていよいよメイン料理の声がかかり、気合を入れて焼き始めました。肉に美味しそうな焦げ目がつき焼き加減もこれなら最高!
(日本でいえばミディアムレア)と、お客様の所へ運ばれていきました。 ところが・・・
2分位するとなんとその肉が戻ってきたではないか!!! 俺の焼き加減は最高だったのに!!何でだろう??!そう思っていると、カメリエーレ(カルロ)がすごい形相で俺に近寄ってきて「ターキお前なにやってんだ!!俺はBen cotto(ベンコット)よく焼いてくれと言っただろ!!」ほんとに怒ってていきなり怒鳴られたもんだからこっちも言い返した。
「 うるせー!@☃☠☏♃♥❸ぶぽゑ○╳仳¤¶ĘČʖʕʍʡΧΩΥж・・・・・・・??????? 」
(仮にも俺だってちっちゃな日本代表だ!負けてられねぇ!!こんな感じ!!)もちろん、日本語90%・イタリア語10%で・・(苦笑)99%:1%だったかも・・・すでに調理場は大乱闘!野次馬だらけのイタリアーニ、あちらこちらからいろんな言葉が飛んでくる 「ターキ!からて・はらきり?・こんにちは??」なんかよく解らないが、これくらいの日本語は知っているらしい・・こんな状況でも楽しんでしまうイタリアーニ (お・お・恐ろしすぎる!!!)
とりあえず落ち着いて話を聞いて見ると、どうも南イタリア人は、基本的によく焼いた肉しか食べないし、カルロは、自分のテーブルのお客さんに恥をかいたことに怒っていた。解ったとたん自分がとっても恥ずかしく思えました。自分自身、文化に対する知識不足、自分は料理が出来るという勘違い・・カルロのプロ意識・・料理人は常に勉強しなければ・・お客さんの好み、気持ちを理解しなければと思わされました。技術も大切だけど・・・・
やっぱり「 料理は愛情!! 」って誰かのセリフがあったな〜〜〜
今は本当にそう思えるようになってきた! ………怪しい…………
俺最近ふけたかなぁ?? 続く・・・・